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北海道にある、小さくて、大きな公園

 公園見学in北海道。 先月、札幌市にある「藤野むくどり公園」を訪問しました。 ここは今から12年前、閑静な住宅地の一角に開園した、「障害がある子もない子も一緒に遊べるバリアフリーの公園」です。面積は約750㎡(テニスコート2面分ほど)という小さな街区公園ですが、オープン以来、公園のバリアフリー化・ユニバーサルデザイン化の優れた実例として何度も紹介され、とても広く名前が知られた公園なのです。

 「障害を持つ子どももそうでない子どもも、みんな一緒に遊べる公園があったら・・・」
 ある女性の声をきっかけに始まったこのバリアフリーの公園づくりでは、市民と行政と企業の三者がしっかりと協力し、また設計のためのワークショップから実際の花壇づくりにも多様な住民が参加なさったそうで、完成した公園は今も多くの人に利用され、あたたかく見守られています。

 公園実現のきっかけをつくり、以来ここで様々な人に出会いとふれあいの場を提供するため、公園前の自宅を開放されるなど献身的に活動してこられた女性が、「むくどりホームふれあいの会」の代表、柴川明子さんです。今回、柴川さんと、公園づくりやその後の活動に関わってこられた方々にもお会いし、公園のできる経緯、具体的な工夫点、完成後の取り組みなどについて、貴重なお話を伺うことができました。(柴川さん、皆さん、本当にありがとうございました!)
 この「むくどり公園」については、後日レポートでご紹介する予定です。お楽しみに。