大阪の小学校の先生からご相談のメールをいただいたのは今年2月のこと。そこで堺市立若松台小学校5年生の皆さんが、防災と福祉の観点で「だれもが安心して過ごすことのできる公園づくり」に取り組んでおられることを知りました。
皆さんは1学期の総合学習で災害や防災について、2学期は障害とバリアフリーやUDについて学んでこられ、3学期はそれらで学んだことを踏まえ自分たちで公園のデザインに挑戦中とのことでした。
ターゲットは、小学校に隣接する緑豊かな大蓮公園。ここはPark-PFI制度を活用して市と地域住民と企業が協力し、泉北ニュータウンの人々の憩いや集いの創出がめざされている公園です。
このまちに暮らし、遊び場にも親しんでいる子どもたちは、どんな大蓮公園を考えるでしょう?
当方からは、公園利用者の多様な特性や背景を理解する手がかりや、インクルーシブな遊び場を考える上でのポイントなどをお伝えしました。その後5年生の皆さんは自分たちで公園や遊具について熱心に調べたり、校内アンケートや大蓮公園の現地調査を実施するなどし、グループごとに模造紙へデザイン案をまとめていかれ、年度末には完成した作品を体育館に掲示し、全校児童に向けたプレゼンも行われたそう!
そして嬉しいことに、その皆さんの力作がみーんなの公園プロジェクトに提供されました!(5年生、いえ今は6年生の皆さん、たいへんありがとうございます)
多彩な工夫や柔軟なアイデアが盛り込まれた作品からは、子どもたちが何に着目し、公園をどう変えたいと考えたのかが伝わります。
ぜひ「私の思い・みんなの思い」コーナーのNo.12(前編)、No.13(後編)より、堺市立若松台小学校の皆さんの作品をご覧ください!